<マスコミ情報>

 夕刊フジに「オヤジはなぜタンを吐くのか?」の話が掲載されました。
   
暑くなったり、急に涼しい日があったりと、体調を崩しやすくなる時期。風邪などひいてしまった人もいるのではないだろうか。
ところで、道路で「カーッペッ」とタンを吐くおじさんを見るのは1年中のことだが、ここで疑問。おじさんは、なぜ道路でタンを吐くのか。本来、タンは年齢、性別にかかわらず出るのに、「おじさん」になると、単に“羞恥心”がなくなるだけのことだったりして?

年をとると肺機能が低下

 耳鼻咽喉科の「慶友銀座クリニック」大場俊彦院長に聞いた。
 「老人になってくると、タンが多くなる傾向はあります。健康な人はあまり変化がないかもしれませんが、一般的に、加齢によって肺の機能が落ちてくるし、肺そのものの弾力性も衰えてくるんですよ」
 また、タンの量には基本的に性差はないそうだが、男性のほうが外で働いている人が多いことなどから、長時間オフィスにいること、喫煙者が多いことなどもあり、大気汚染にさらされている影響もあるのだとか。
 「タンの増えるいちばん大きな原因は、やはり喫煙です。慢性気管支炎がひどくなり、慢性閉塞性肺疾患になる人は、男性が多いとされ、せきやタンが多くなるのが特徴です」
 さらに、女性には、タンを出したことがない人、タンが出せない人もいるほどなのだとか。
 確かに、女性は周りの目を気にして「カーッペッ」をやりにくいかも。でも、となると、タンを出さずに体の中にためていることになるわけで…。あまり良くないことだったり?
 「本当はタンは早く出したほうが、早く風邪なども治ります。出させないと治りが悪いんですよ」
 道路で「カーッペッ」は良くないけど、タンを体外に出すことそのものは、回復への近道。こっそり人目のないところで「カーッペッ」しましょう。

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 三菱UFJビジネススクエア発行の情報誌SQUET(スケット)Nov.07に院長の「老人性難聴」の記事が載りました。
 
「7時」「1時」と聞き間違える?
中年でも表れる「老人性難聴」


●高音が聞こえづらい人は要注意

 体を休める、頭を休める、目を休める、と誰でもこうした休養をとっているはずだ。しかし、「耳を休める」ということを意識的に行っている人は少ないだろう。身体の他の部位と比較すると、耳の健康管理はおろそかになりがちだ。
 耳の機能も、加齢とともに低下する。なかでも「老人性難聴」が最も一般的な老化現象だが、これは高齢者のみの起こるわけではない。個人差はあるものの、聴力の低下は40代から徐々に表れ始め、50代であっても老人性難聴の症状が認められる場合もあるという。
 近ごろ、会話中に「え?」と聞き返すことが多くなってはいないだろうか。男性の場合、妻の問いかけが聞こえず、返事をしないと文句を言われた経験はないだろうか。これは、とくに女性の高い声が聞き取りにくいという、老人性難聴の症状かもしれない。


●耳の感覚細胞が老化する

 音とは、空気の振動である。これが「外耳」を通って集められ、「中耳」にある鼓膜を振動させる。その振動は、鼓膜の奥の自小骨じしょうこつという骨を経由して調節され、感覚細胞のある「内耳」へと伝えられる。そして、聴神経を通って大脳の聴覚中枢へと伝達処理されて初めて、私たちは音を認識することができる。老人性難聴は、このプロセスにある感覚細胞が、老化によって委縮や変性をきたすために起こるのだという。
 「老人性難聴は、片方だけではなく両方の耳に同じ程度に症状が表れ、耳鳴りをともなうこともあります。また、とくに高い音が聞き取りにくくなる『高音障害型感音難聴』が特徴です。女性や子どもの高い声が聞き取りにくい、聞き違いが多くなるなどの症状が表れたら、要注意です」。
 こう警告するのは、老化にともなう難聴に詳しく、補聴器や人工内耳の開発にも携わる慶友銀座クリニックの大場俊彦院長だ。老化による感覚細胞の機能低下が引き起こす老人性難聴は、一度症状が表れてしまうと回復させることが非常に困難だという。


●脳の老化を早める可能性も

 「耳の老化が恐ろしいのは、『ボケ』につながりやすいという点です。これは、言葉が聞き取りにくいことで会話が億劫になり、人とのコミュニケーションに臆病になるためです。耳からの情報が遮断され、自分の殻に閉じこもりがちになることは、脳の老化を早める要因にもなります」と大場院長は指摘する。
 現在のところ、老人性難聴の確実な予防法はないという。だが、「耳を休める」習慣をつけておくことは、耳の健康に有効である。
 たとえば、大きな音で音楽を聞いたり、長時間、音に接した後は、5〜30分程度何も聞かない時間をつくる。耳栓をしたり、外部からの音を遮断するヘッドホンなどを使ってもいい。目が疲れたときは目を閉じて休ませるように、耳の機能にも休息をつくることだ。


●年に一度は聴力検査を

 「老人性難聴のほかにも、難聴を引き起こす疾患はいくつかあります。聞こえづらくなったり、聞き違いが多くなったり、耳鳴りが起こるようであれば、年齢のせいだなどと放置しないこと。50歳を過ぎたら、1年に一度は耳鼻科で聴力検査をはじめとする『耳の健康診断』を受けることをおすすめします。そして、もしも老人性難聴が始まっていたら、早めに補聴器を着けるのも一つの方法です。耳鼻咽喉科の専門医のいる病院で、仕事やライフスタイルに合う、快適な使い心地の補聴器を選ぶことです。そうすれば、生活の質を保てるはずです」(大場院長)。
耳から得る情報は膨大な量である。これを将来的にも維持するには、日ごろの健康管理が不可欠だ。血圧や視力などと同様、自分の耳の状態も把握しておくよう心がけたい。
(医療ライター・渡辺紘)

●難聴をともなう疾患


突発性難聴 滲出性しんしゅつせい中耳炎 聴神経腫瘍
原因不明で起こり、風邪などによるウイルス感染やストレス説などがある。耳に水が入って取れないような耳閉感が突然現れる 鼓膜の奥に滲出液がたまる中耳炎だが、痛みはともなわない。難聴、耳閉感が主な症状で、耳の奥で水の音がすることも 良性の腫瘍であり、初期症状は聞こえにくさや耳鳴り程度の場合もあるが、腫瘍が大きくなると顔のしびれや変形などを引き起こす


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日刊ゲンダイに「耳管開放症」の話が掲載されました。
 
耳管開放症ってなに?

ダイエットに励む中年男性に急増

「耳管開放症」という病気をご存じか?もともとはモデルなどダイエットで急激に体重を減らした若い女性や、ホルモンバランスが崩れやすい妊婦に多い病気だった。ところが、メタボ健診がスタートした4月以降、中高年の男性患者が増えているというのだ。一体、どんな病気なのか?ビジネスマンの病気に詳しい「慶友銀座クリニック」の大場俊彦院長に聞いた。

 6月の健康診断を控えダイエットに必死のAさん(43)。ゴールデンウィーク中も運動と食事制限に努めたかいもあって85キロの体重は5キロ減に。「これなら健診も大丈夫」と喜んだのもつかの間、朝起きてしばらくして耳が詰まったような感じになり、自分の声や呼吸の音が気になりだした。「仕事によるノイローゼかも」と心配になり病院へ行ったところ、「耳管開放症」という聞きなれない病名を告げられた。
「実はAさんのようなケースが激増しています。昨年まではこの病気の中高年男性患者さんは、年に数人程度でしたが、4月以降は1日に1〜2人はおみえになります」
「耳管」とは、鼻の奥と耳の鼓膜の内側の「中耳」をつなぐ3.5センチほどの細い管のこと。普段は閉じているが、つばをのみ込むと無意識に開き、空気が鼻から耳に入る。
「飛行機に乗ったり、新幹線が急にトンネルに入ると、中耳と外の空気圧の違いから耳が詰まったような状態になります。つばをのむと、その症状が消えるのは、“耳管”が正常に働いているからです。しかし、病気やダイエットで急激に体重が減ると、耳管を支える脂肪もやせて、常に鼻から中耳に空気が漏れるようになります。これが“耳管開放症”です」


もともとは女性モデルや妊婦に多い病気だったけど

 耳管開放症になると、耳がふさがったような感覚に襲われ、自分の声や呼吸音が体の中から響くようになる。めまいや耳鳴りも感じる。特にたばこを吸う人は、ニコチンが耳管を通って中耳に入り込み、耳鳴りやめまいをより強く起こしやすくなるという。
「精神的疾患と間違いやすい病気ですが、違いは前かがみになったり、横になると症状が軽くなることです。3〜5キロの体重減で症状が表れるケースもあります」
 鼻をすすると一時的に耳詰まりが解消する。そのため、鼻すすりを繰り返す人もいるが、これは禁物だ。
 一度開いた耳管がなかなか閉じない「耳管閉鎖不全」という状態から、「真珠腫中耳炎」という恐ろしい病気に進行しかねない。
「真珠腫中耳炎は鼓膜の一部が耳の奥に入り込み、強い炎症や骨破壊を起こす病気で、顔面神経痛やめまい、難聴の原因になります」 耳管開放症の治療は、耳管の周りにコラーゲンなどを注射してやせた脂肪を回復させる方法や、生理食塩水や薬を噴霧して耳管の入り口部分に炎症を起こさせて狭くするといった方法がある。加味帰脾湯(かみきひとう)という漢方薬を使うのもスタンダードな治療法だ。
 ダイエットには、こんな怖い“副作用”もあることを覚えておこう。


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 情報誌L25に当院が掲載されました。
   
CONNECT×REVIEW Health

くしゃみが人によって違うのはなぜ?

今からでも間に合う!?
カワイイくしゃみをする方法

 
冬将軍到来。本格的に風邪の流行る時期になりましたね。そこかしこでさまざまなくしゃみの音を耳にします。でも、なぜ人によってくしゃみの音が違うの?

「くしゃみとは、生体の防御反応の一種です。外気から非常に冷たい空気やゴミなどの刺激物、有害物が鼻に入ると、反射的にくしゃみが起こり、有害物を外に吹き飛ばすのです。くしゃみの音に個人差があるのは、鼻の形や顔の形、鼻毛の量、そして外からの有害物の種類が関係していると思われます。また、各々のクセによるところもあるでしょう。アメリカ人は“ハックション”とは言わないでしょうから、文化の違いもありますよね」(耳鼻咽喉科・アレルギー科慶友銀座クリニック/大場俊彦院長)

 クセや文化の違いということは、子供のころからオッサンみたいな豪快なくしゃみをしている私でも、カワイイくしゃみに転身できるということですか!?

「上半身に力を込めて体を少し硬くすると、小さめのくしゃみができるようですよ。でも、突然の反射反応なので、常に心がけていないと難しそうですね。」(同上)

 確かに・・・。それに、思いっきりくしゃみすると、気持ちいいんですよね。

「でも、大きなくしゃみは腰や椎間板への負担がかかるので注意が必要です。さらにあぐらや前屈した状態でのくしゃみはさらに負担がかかりやすいので、気をつけてくださいね」(同上)

 ・・・やっぱり、カワイイくしゃみ、目指します! (小川智子・ISプレス)


 朝日新聞に「耳かき」の話が掲載されました。


 

 「気持ちいい」とやりすぎダメ

 つい、くせになってしまう耳かき。でも、やればいい、というものでもないらしい。その加減が知りたくなった。

 まず、東京・築地の耳鼻科「慶友銀座クリニック」を訪ねた。院長の大場俊彦さん(42)に、200万円もするという専用の顕微鏡で耳の中を見てもらう。
 前日に耳かきをしていたのに、小さな耳あかや粉状のものが、入り口付近に集まっているのが見えた。「耳あかは皮膚の表面を保護する作用もある。このくらい残っていても問題ないです。」という。

 同クリニックには1日あたり70〜100人の患者が訪れる。オフィス街の一角、患者の7割が25〜35歳のOLという「都市型診療所」だ。患者の訴えで多いのが、耳の中のかゆみだ。
「清潔にしなければと思うあまり、お風呂で耳に入った水を耳かきや綿棒でとったり、気持ちがいいからと耳かきを毎日したりするのが習慣化している」と大場さん。必要以上の耳かきで、耳の中に湿疹ができてかゆくなるという。
 適切な頻度について、大場さんは「普通は月1回程度、多くても週1回くらいが好ましいでしょう」と教えてくれた。
 耳あかは、耳奥にたまると思われがちだが、実は外耳道の入り口付近にある=図。耳奥で見つかるのは、耳かきや綿棒で中に押し込んでしまった結果であることが多いようだ。
慶応大の小川郁教授(耳鼻咽喉科)によると、外耳道には軟骨部と骨部があり、耳かきをしていて痛みを感じる時は、骨部や鼓膜にあたっている場合だ。
 耳あかは、個人差や生活環境にも左右されるが、新陳代謝ではがれた外耳道を覆う皮膚、皮脂腺の分泌物やほこりによってできる。外耳道は、耳あかがたまっても外へ押し出すような構造にはなっているといい、「極端にいうと、耳のなかの掃除をしなくても問題ないほど」と小川さん。
 それでもしてしまうのは「外耳道は皮膚も薄く、気持ちよさを伴う神経が分布しているから」という。耳かきがすぎて湿疹になると、かゆみからさらに耳かきをして、炎症になる悪循環となりがちだ。

 上手に耳かきができる道具はないものか。東急ハンズ渋谷店(東京都渋谷区)の店頭には約130種類の耳かきがならぶ。竹製で白綿の付いた普通の耳かき(105円)から内視鏡付きで映像を見ながら耳かきできる「イヤスコープGXL」(23,100円)まで幅広い。

同店の売れ筋は先端が二重のらせん状になった「ミミダス」(1,344円)。「耳かきが怖いという人でも、これなら大丈夫という人が多い」と売り場の担当者。製造元によると、売上本数は99年の発売以来、50万本を超えたという。

 大場さんは「どんな耳かきでも、入り口付近までしかやらないことが鉄則。清潔で、やりやすいものが一番で、もちろん綿棒でも構いません。でも、耳の奥に入ったり、痛みを感じたりしたら、悪化する前に耳鼻科で受診してほしい」とアドバイスしている。


雑誌「わかさ」の質問コーナーに院長の記事が掲載されました。 
   
「質問どうぞ!」  2008年12月号
●やせた女性に多い耳の異常とは?

質問
 ダイエット中の女性に増えている耳の異常とはどういうものですか。
                     (熊本県・海原洋子)

答え
 最近、耳の不調で私のクリニックを訪れる若い女性が急増しています。
 その大半は、耳管開放症という耳の異常です。
 耳管とは、鼻咽腔(鼻の奥)と中耳腔(鼓膜のすぐ奥)をつなぐ管で、収縮・拡張をくり返して空気を出し入れしています。これにより、鼓膜を外気の圧力から守っているのです。
 例えば、飛行機の中や高地など気圧の低い場所では、中耳腔との気圧差によって鼓膜が内側にへこみ、耳閉感(耳がつまったような感じ)を覚えることがあります。しかし、ツバを飲み込んだり、あくびをしたりすると耳管が拡張して空気が入るため、気圧差がなくなり、耳閉感も解消します。
 耳管開放症は、この耳管が常に拡張した状態になり、鼻から吸い込んだ空気が中耳腔に大量に入ることによって起こります。そのため、気圧の調節がうまくいかず著しく不快な耳閉感がしたり、自分の声が耳の中に響いたりします。人によっては、めまいや難聴を伴う場合もあります。
 これまで、耳管開放症を抱える人は1000人中3人程度といわれていました。しかし、東北大学医学部耳鼻咽喉科が行った調査によれば、職場健診を受けた21〜67歳の男女(平均年齢37.7歳)の50人に1人に、耳管開放症が見られたのです。なお、耳管開放症の疑いが濃厚な人を含めれば、約20人に1人にという高確率になります。
 もともと、耳管開放症はモデルを職業とする女性など、極端にやせた体型の人に多いといわれていました。私のクリニックを訪れる女性の患者さんの中にも、急激なダイエットでやせた人が目立ちます。中には、神経性食欲不振症(拒食症)にかかっている人や、メタボ解消に励む男性もいます。
 なぜ、やせた人に耳管開放症が多いかについては、まだはっきりとわかっていません。今のところは、ダイエットによって体脂肪が減る過程で、耳管の周囲の脂肪組織も減り、耳管が収縮しにくくなるため、と推測されます。
 耳管開放症が起こったときは、その場で頭を数分間下げたり、横向きに寝たりすれば、一時的に症状が治まります。鼻をすすったときも一時的に耳管が収縮しますが、これを何度も続けるとかえって耳管開放症を悪化させたり、中耳炎を招いたりする恐れがあるので、できるだけさけてください。
 耳管開放症は、自然に完治する人もいますが、症状がなかなか取れない場合は耳鼻科を受診してください。治療としては、漢方薬の加味帰脾湯の服用のほか、治りにくい場合は耳管周囲への脂肪の注入や、ピンの挿入などの外科的処置が行われます。

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 「質問どうぞ!」 2009年3月号
 
 ●耳アカはむやみに取らないほうがいい?

質問
 耳アカはむやみに取らないほうがいいと聞きました。本当でしょうか。
                     (三重県・荒川良子)

答え
 耳アカは、外耳道(耳の穴の入り口から鼓膜までの部分)にある汗腺や皮脂腺の分泌物に、はがれ落ちた表皮細胞や毛、粉じんなどが混在してできます。
 そのため、体のアカを落とすのと同じように、耳アカも頻繁に取り除くほうがいい、と思い込んでいる人は多いでしょう。しかし、これは間違いです。
 その理由を述べましょう。第一に、耳アカは耳を保護するうえで有益なものといえるからです。くわしくいうと、耳アカはハエや蚊などの小さな虫が耳の中に入らないようにしたり、外耳道の乾燥を防いだりしています。
 第二に、誤った方法の耳掃除によって、さまざまな耳のトラブルを招く恐れがあるためです。私のクリニックを訪れる患者さんの中には、耳掃除中に耳アカを奥に押し込んでしまい、難聴を引き起こした人が少なくありません。
 また、耳掃除中に外耳道や鼓膜を傷つけ、炎症を起こしたり出血したりする人もいます。これも、耳アカが耳の奥にたまっているに違いないと思い込み、耳かきを必要以上に奥まで突っ込んだためです。
 外耳道を覆う組織は、新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)をくり返しています。そのため、炎症などによって新陳代謝の機能が衰えていない限り、耳アカはベルトコンベアーのように耳の奥から耳の穴の入り口まで移動し、自然に排出されるのです。
 ですから、極端にいえば耳かきは必要ないともいえます。どうしても耳アカが気になるという人は、二〜三週間に一回くらいの割合で、耳の入り口付近だけを掃除すれば十分です。
 そのさいは、まず、周囲に人がいないことを確認しましょう。例えば、耳掃除をしている最中に子供がじゃれついたり、ふざけてぶつかってきたりすると、耳の中を傷つける恐れがあります。
 次に、使う耳かきは、片方の耳を掃除したら消毒用アルコールでふき、そのあとでもう片方の耳を掃除するようにしてください。耳の中で細菌やカビが繁殖する例がありますが、その原因は耳かきを消毒しないためです。家族間で耳かきを共用することもできるだけさけてください。
 その点でいえば、耳掃除には耳かきよりも、清潔な綿棒が最適です。ただし、一方の耳を掃除したあとは、綿棒を新しいものに取り替えましょう。
 なお、補聴器を使っている人は、イヤホンで耳がふさがれるため、耳の中が蒸れることがあります。二〜三ヵ月に一回は耳鼻科を受診し、耳の掃除も含めて、専門医に耳の状態を見てもらうようにしてください。

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 雑誌すてきな奥さん 2009年3月号に「花粉症」の話が掲載されました。
  症状が出てからでは遅すぎます
花粉症対策は2月がギリギリのタイミング


  今春のスギやヒノキ花粉は、北日本では去年より少なめ、南関東より西では例年より多く、去年よりも多めとの予測です。花粉症患者は年々増加、症状がどんどん重くなる人も急増。今年もグンと苦しむ人がふえそうですが・・・、準備は万端ですか?
  一般的に、花粉が飛びはじめる1週間ほど前からの準備が効果的といわれます。大場先生によると、
「早めに準備すれば、発症を遅らせたり、飛散が多いときの症状を軽くすることもできるし、薬の量やのむ回数を減らせる可能性もありますよ」。
  2月はいつ花粉が飛びはじめてもおかしくない季節。つまり、自分に合った治療法や役立つアイテム探しをスタートさせる、最終チャンスが今なのです!
「花粉症対策は抗アレルギー剤や治療法のほか、市販のグッズなどいろいろ。どれが効果的かはそれぞれの体質や状況で違います。まず、病院で相談してみることも大切です」


ツラ〜イ人は試してみて!
花粉症をラクにする治療、最前線
花粉症対策には抗アレルギー剤が一般的ですが、免疫力を高めて症状を軽くする「ヒスタグロビン注射」や、鼻の粘膜を「レーザー」で焼ききる方法も。また、もともとはいびき治療の方法で、花粉症の軽減にも効果的といわれる「高周波ラジオ波」や、まだ研究段階の、舌の下に花粉エキスを含ませる「舌下療法」など新しい治療法もあります。どれも基本的に発症前に行う治療法で、受ける回数も1回から数回などさまざま。症状が特にひどい人は最新治療に挑戦してみては!?


花粉症情報はここでキャッチ!
あつまれ! 花粉症の仲間たち
http://www.geocities.co.jp/Beautycare/3309/
管理人自らも花粉症という、花粉症に悩む人々が集い、情報交換できるサイト。いろいろな対策や民間療法など、経験者の生声を入手できる。
日本気象協会の「花粉情報」
http://tenki.jp/pollen/
地域別、今日明日や週ごとの花粉飛散情報、飛びはじめがわかる花粉前線など、役立つコーナー充実。花粉症の情報交流の場「全国のクチコミ」なども。
環境省花粉観測システム”はなこさん”
http://kafun.taiki.go.jp/
日本全国、自分が知りたい地域の花粉の飛散状況を、地図やグラフ、表などで確認できる。情報更新は毎時35分ごろ。携帯電話版もあり。


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 雑誌buaiso 2009年3月号「日常の医療」に「花粉症」の話が掲載されました。
   
シーズン到来、花粉症

花粉症のメカニズム

 花粉症と、アレルギー性鼻炎の違いはなんでしょうかと患者さんからよく質問されます。花粉症とは、花粉が原因で起こるアレルギー性鼻炎の一つです。他にダニやハウスダスト、カビ、ペットの毛や虫の死骸でもアレルギー性鼻炎は起こります。アレルギー性鼻炎の3大症状としては、くしゃみ・鼻水(水様性)・鼻づまりがあります。また、鼻炎以外にも結膜炎や喉頭炎、皮膚炎、喘息等を起こします。
 花粉症というとスギ花粉を原因とする患者が多く、症状も強いので有名です。スギは数十年前から日本で盛んに植林されたことにより、花粉を多くつけるまで成長してしまいました。近年安価な輸入木材が市場に出回ってしまったことで、国産スギ材の価値が下がってしまい、手入れをされないまま杉の木が山に放置されていることが、スギ花粉の飛ぶ量が増えていることと関係しているともいわれています。
 また食生活の欧米化により高タンパクの食事を摂るようになりアレルギー反応が高まってしまったこと、また大気汚染や社会生活におけるストレスの増加も原因といわれています。今後スギ花粉の飛散が減少するか増加するか、はっきりしたことはわかりませんが、専門家の予測では地球温暖化が進んでしまうと、患者数がもっと増えてしまう可能性があるといわれています。
 ではどのようにして花粉症が起こるのでしょうか。
 人間の体には、基本的に自分の体の中に侵入しようとする異物を排除する働きが備わっています。鼻の中に異物が入ってくると、鼻水で洗い流そうとしたり、くしゃみをして外に吹き飛ばしてしまいますが、人によりある特定の異物に入ってこられると、過剰な反応(アレルギー反応)を起こしてしまいます。花粉症は、体に侵入した花粉を、異物(敵)と認めて反応してしまう過敏な体質の人に起こるとされています。


「鼻毛を切りすぎない」のも一つの予防対策

外に出る時はとにかく花粉を吸い込まないことが一番の予防として大切です。鼻毛を切りすぎると花粉がそのまま鼻の中に入ってしまうので、切りすぎないほうが無難です。風の強い晴れた日の特にお昼過ぎは、花粉が舞っていることが多いので、なるべく不要な外出は控える方がいいでしょう。
 マスクをつけたり帽子をかぶることも有効だと思います。また、花粉症予防のための眼鏡は、特にアレルギー性の結膜炎を起こす人はかけたほうがよいでしょう。服やコートは、ナイロン製などのすべすべしたものが、もし花粉が付着してもすべって落ちてしまうので良いと思います。家に入る前に衣服についた花粉を払って、これらを玄関先に掛けておくと、室内への花粉の侵入を防ぐことができます。帰宅時、手を洗ったり、うがいをすることはインフルエンザなどのウイルス感染の予防にも
必要ですので、是非行いましょう。


かかってしまったら…

 花粉症はまず薬での治療となります。医師の処方せんがなくても、薬局・薬店で購入可能な一般用医薬品である大衆薬(OTC薬品)は、昔医師が処方していた古い薬を元にしたものが多く手軽に購入できます。しかし人により服用すると眠気が強くなることがあります。心配な方は医療機関で受診して、より眠気の少ない最新型の抗アレルギー薬をはじめとする様々な種類の薬を処方してもらうのもいいでしょう。他に内服薬としては漢方薬や、症状の強い方に対してはステロイド成分が入った薬もあるので、担当医とよく相談して処方してもらってください。外用薬も効果的ですが、連用すると中には鼻づまりがひどくなるタイプのものもありますので、注意が必要です。これらの薬でもなかなか解消しない人は、鼻腔粘膜へのレーザー照射が効果的です。これは基本的に保険で対応できるので、お近くの医療機関でよく相談してください。


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 雑誌buaiso 2009年4月号「日常の医療」に「突発性難聴」の話が掲載されました。
   
ある日突然、耳が聞こえなくなったら
              ‐突発性難聴‐


身近な医療問題を専門医が語るコーナーの第2回。
今回は誰にでも起こりうる「突発性難聴」がテーマ。
予防が難しいこの症状、大切なのは発症後の対応だった。

ある日突然聞こえなくなる

 「突発性難聴」とは健康で耳の病気を経験したことのない人が、ある時、突然に耳が聞こえなくなる病気をいいます。
 通常は片側の耳(まれに両耳)で発症し、聞こえなくなるのと同時に、耳鳴りやめまいを起こすこともあります。よく外来で耳の聞こえは大丈夫だが、耳が詰まった感じがする(耳閉感)ので耳垢を取ってくれという患者さんがいます。でも、調べてみると耳垢もなく鼓膜も正常で、実は難聴を起こし、突発性難聴だったということがよくあります。
 年齢は40〜50代に多いのですが、20代、30代といった働き世代にも最近は多く見られます。原因はまだよくわかっていませんが、今のところ、種々のウイルスによる感染や耳の中の血液の循環の不良により起こると考えられています。その他にも、最近ではストレスや過労が引き金になっている可能性があるようです。再発する可能性はほとんどありません。再発する場合は原因として耳の奥の「蝸牛」というカタツムリそっくりの組織が水ぶくれを起こした「メニエール病」や、耳の神経に腫瘍ができる「聴神経腫瘍」などが考えられるので、頭部MRIによる画像診断を含めた精査が必要です。


耳が聞こえなくなったらとにかく耳鼻科へ

現在のところ、この病気は特に遺伝とは関係ないといわれています。中には急激に難聴が進行してしまう人がいます。その場合は耳の中のリンパ液が漏れてしまう「外リンパ漏」ということもあり、この場合はめまいも伴うのが特徴です。
 では、耳が突然聞こえなくなったらどうしたらいいでしょうか。この場合、まず耳鼻科に直行することです。耳鼻科にしか聴力検査装置はありませんし(検診に用いる簡易の聴力検査装置ではわかりません)、耳の中に耳アカが詰まっているかどうかもわかりません。とにかくまず耳鼻科に行くことです。なぜこれほど念を押すかというと、耳の細胞は一度駄目になると再生しないからです。発症してから約1週間前後が治療に反応し耳が回復する時期。体に負った浅い傷が一度化膿しても治癒するのとは違い、耳は悪くなるともう治りません。
 銀座という場所柄、よく舞台の俳優さんが突発性難聴を発症し当院を訪れます。舞台俳優は替えが利かないので、舞台が終わってから治療してくれと言われますが、それでは手遅れになることもあります。ある時、有名な俳優さんを診察しました。その方は片方の耳が元々悪かったのですが、その時、発症したのは正常な方の耳。さらに気付いたのが運悪く舞台の途中。すぐには治療できず、正常な方の耳も難聴を患ってしまいました。結局、その方は俳優の仕事を続けられなくなり、表舞台から去ってしまいました。


重要なのは「安静」 思い切って入院も

治療はまず安静にすることです。薬はステロイドの内服や点滴がメインとなります。ステロイドが何故効くかはまだよく解っていませんが、私の経験上、薬物投与のみで安静にしない人は予後が悪いことが多いです。
 当院では数日間、薬物投与しても改善が見られない患者さんには、入院を勧めています。実はクリニックでの外来での点滴と、入院での点滴の内容に大差はないのですが、入院すると外の世界から隔絶されるからか、治療効果は外来のみに比べ、高い傾向にあります。また、病院によっては高圧酸素を投与する場合がありますが、施設が限られ、オプショナルなものと考えてよろしいかと思います。
 入院は楽なものです。ひたすら点滴をして、1週間ほどボーッとしていれば大抵は治ります。ですから、僕は入院する患者さんに日頃ゆっくり読めない漫画を買って読むことを勧めています。皆さんはどのような漫画を選びますか?僕だったら横山光輝の『三国志』でしょうか・・・。


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 日刊ゲンダイに「死ぬかもしれないのどの痛み」の話が掲載されました。
   
「のどが痛いのは、風邪かたばこの吸い過ぎかカラオケの歌い過ぎ。休んでいれば治るさ」なんて軽く考えていたら、痛い目に遭うかもしれない。実は、「のどの痛み」で夜間救急外来に駆け込み、即入院という患者は少なくないのだ。中には痛みを訴えて半日後に亡くなったケースもあるというから怖い。「死ぬかもしれないのどの痛み」があることを知っておいた方がいい。

痛み出して半日で窒息死することもある病気とは・・・

耳鼻咽喉科の「慶友銀座クリニック」大場俊彦院長に聞いた。

40代のAさんは、のどの痛みに耐えかねて、夜11時過ぎに夜間救急外来に。数日前からのどが痛み、市販の風邪薬を飲んでいたが、徐々に痛みが増し、熱が38度を越えたのだ。
当直の若い内科医の診断は「風邪」。のどを診てもらったが、扁桃の腫れもないため「軽い風邪だ」という。抗生物質を処方してもらい帰宅したが、その数時間後、息が苦しくなって再び同じ病院の夜間救急外来へ。ベテランの医師に診てもらったところ、「急性喉頭蓋炎」と診断され、緊急入院となった。

「喉頭蓋とは、のどの奥の気管と食道の分かれ目にある蓋のような部分で、食べ物が気管に入らない弁のような動きをしています。急性喉頭蓋炎はのどの奥の炎症が喉頭蓋にひろがり、喉頭蓋が腫れる病気です。水を飲むときものどに痛みがあったり、息が苦しく、声が出にくい、といった自覚症状が表れます」(慶友銀座クリニックの大場俊彦院長)
この病気が怖いのは、発祥するを急激に症状が悪化することだ。一気に腫れあがり、空気の通り道である気道が閉塞。発症後数時間で症状が急激に悪化、半日で窒息すすることもあるという。抗生物質の点滴や、ステロイドの注射で治るが、最悪、呼吸困難がひどい場合は気管切開することもある。

厄介なことに、この病気は口を開けただけではわからない。喉頭鏡や内視鏡を使ってのどの奥まで調べる耳鼻咽喉科の医師、患者がのどの痛みを訴えると最初からこの病気を疑う医師でないと発見が難しい。

「心筋梗塞、くも膜下出血と並び、救命救急では誤診が起こりやすいベスト3に入る病気です」(関西の救命救急センターの勤務)

では、どんな人がやばいのか?
「急性喉頭蓋炎は決してまれな病気でなく、喫煙習慣のある20代後半から60代くらいの男性にも多く、過労などで免疫力が低下した人がかかりやすい。糖尿病の人は炎症が重症化するので要注意です。季節に関係なく発症し、咳や鼻水がないこともあるので、のどが痛くて食べ物がのみ込みにくいと感じたら、すぐに耳鼻咽喉科の医師に診てもらうことです」(大場院長)
たかが、のどの痛みと考えてはいけないのだ。


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 日刊ゲンダイに「口呼吸やめないとこんな病気になる」の話が掲載されました。
   
口呼吸をする人が増えている。ある医師は「自分では気づいていないだけで、成人の半分近くは口呼吸」とさえ言う。その口呼吸は、さまざまな病気を引き起こす。さらに、顔つきが変わり、味覚や嗅覚なども鈍くなるという。

顔つきが変わり、味覚や嗅覚も鈍る

「口呼吸をすると、まず風邪をひきやすくなって、肺炎になりやすい。歯周病や虫歯などの口腔内の病気のほか、ひどいいびきをかき、高血圧や心筋梗塞などを併発する睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります」

こう言うのはサラリーマンの病気に詳しい「慶友銀座クリニック」の大場俊彦院長だ。口呼吸をする人は、乾燥して冷たい空気が口から直接体内に送り込まれるため、口腔内やのどが乾燥する。鼻呼吸なら80%近くカットされるはずの細菌などが体内に侵入し、さまざまな病気を引き起こすという。

「”口呼吸はアレルギーの原因”と言う口腔外科の専門医もおられます。口呼吸が恐ろしいのは、単に病気を引き起こすからだけではありません。顔が変形することがあります。”アデノイド顔貌”という病気です」

成長期に口呼吸が恒常化すると鼻と耳とのどの交差点にあるアデノイドが肥大。顔面の筋肉や骨格が変わる。下あごに比べて上あごが小さくなり、面長の出っ歯になることが多い。
口呼吸を続けていると、歯並びも悪くなる。いつも口をポカンと開けているため、口角の筋力が落ち、おちょぼ口になりやすく、ぼんやりした顔になりやすい。
また、口呼吸をする人は鼻を使わないため、鼻詰まりに気付かず、蓄膿症がひどくなることもある。口呼吸をする人は、舌の筋力が弱いため、寝ているときに舌根が気道をふさぎやすい。十分な酸素を体内に取り込めないため、脂肪を燃焼できず、肥満になりやすいという医師もいる。

では、自分が口呼吸か否かは、どうすればわかるのか?
「たとえば(1)目が覚めたとき、くちびるが乾いている、のどがヒリヒリする(2)食事をするときクチャクチャ音を立てる(3)いびきをかく----という人は気をつけた方がいい」(弘邦医院の林督元院長)

口呼吸を鼻呼吸に変えるには、口をすぼめたり大きく開くなどして、顔の筋肉を鍛える「顔面体操」や、口を閉じた状態でガムを1時間近く噛むというやり方もある。
「しかし、生まれつきの鼻中隔弯曲症やスポーツや事故が原因で鼻が曲がるなどして、口呼吸している人もいます。こういう人はいきなり鼻呼吸をしようとしても無理。鼻の通りをよくする手術が必要な場合もあります。勝手に判断せずに耳鼻咽喉科の専門医に相談することです」(大場院長)

実際、口呼吸から鼻呼吸に変えようと口にきつくテープを張って寝たところ、夜中にくしゃみをして鼓膜が破れる患者が増えているという。くしゃみが口から耳に抜けたからだ。
元気で健康でいたい、という人は自分の呼吸にも注意することだ。


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 日刊ゲンダイに「耳そうじは耳に悪い!?」の話が掲載されました。
   
耳アカは不潔だから、出来るだけ耳そうじはした方がいい--------。
そう思い込んでいる人が多いが、間違いだ。耳そうじはケガが多いうえ、上手に耳そうじをしないと、かえって耳アカを奥に押し込み、難聴の原因になることもある。耳そうじの怖さと、正しい耳の手入れの方法を「慶友銀座クリニック」の大場俊彦院長に聞いた。

正しいやり方を知らないと難聴の原因になる

 耳鼻咽喉科の「慶友銀座クリニック」大場俊彦院長に聞いた。

 「耳そうじのトラブルは結構多く、毎日1〜2人が来院されます」トラブルで最も多いのはケガだ。耳そうじの途中に子供がぶつかってきて鼓膜が破れたり、つまようじを耳かき代わりに使い耳の中を傷つけ出血するケースが多い。歩きながら耳そうじをしていてこけて、鼓膜を破る人もいる。

「意外に多いのが、耳そうじのやり方のせいで、聞こえにくくなる人です。耳の穴から鼓膜までの筒状の部分を外耳道といい、長さは3〜4センチあります。耳の入り口から3分の1は軟骨で汗腺組織があるため、耳アカがたまります。しかし、一般の人は”もっと奥にたまっているに違いない”と思い込んで、必要以上に耳かきを奥に突っ込み、逆に耳アカを押し込んでしまうのです」

湿った耳アカの人だと、キャラメルのように耳の奥に固まって詰まってしまい、難聴の原因になることがある。
「こうなると耳鼻科で耳そうじをしてもらうしかありません。耳アカを溶かす薬を耳の中にたらした後に、耳専用の顕微鏡で見ながら耳そうじをすることになります」
耳かきの家族共用はやめ、左右の耳をそうじするのも耳かきを消毒しながらにするべきだ。

「最近はばい菌やカビが外耳にまで感染する例が多く、右耳に続いて左耳も、あるいは家族に感染したという人が多くなっています。その原因のひとつが耳かきの共用なのです」 耳の中にカビが生えると、耳かきをしても一向にカビが減らず、毎日耳鼻科に通うことにもなりかねない。

「そもそも耳アカを汚いだけと考えるのが間違いです、殺菌性があるほか、外耳道のの表面の乾燥や、蚊やハエなど小さな虫が耳の中に入ることを防ぐ働きがあるのです。それに、外耳道の中を覆う組織はいつも新陳代謝を繰り返していて、自浄作用によって、ごみや耳アカを耳の外に出しています。そのため、あまり耳そうじをやりすぎると、自浄作用を妨げて、かえって耳アカがたまりやすくなります」

耳そうじは2週間に1回くらい、風呂上りに耳の入り口の浅い部分を綿棒などでやれば、十分なのである。


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 日刊ゲンダイに「田舎の老親が喜ぶ健康土産話」の話が掲載されました。
   
今年もいよいよ残りわずか、正月休みの帰省で久しぶりに会う田舎の老親の顔を思い浮かべ、お土産をアレコレ考えている人も多いだろう。
そこで皆さん、実は田舎の老親が喜ぶ”意外なお土産”がある。高齢者に即役立つ健康・医療情報だ。とっておきの”健康土産話”を紹介しよう。

今年の帰省土産はこれでいこう!

●目の健康

テレビを見なくなり、妙にふさぎ込むことが多くなった老親は、目に問題を抱えていることが少なくない。
たとえば白内障だ。水晶体が白く濁って見えづらくなる白内障は、手術をすればよく見えるようになるが、手術をした方がいいかどうかは人による。
「緑内障や痴呆の恐れがある人は、早めの手術を検討した方がいいかもしれません。緑内障でも、眼球を満たす房水の出口である隅角が狭いタイプは、白内障手術が緑内障予防になるという考え方があります。痴呆の人は、進行するとじっとしていられなくなり、手術が難しくなるからです」(清澤眼科医院の清澤院長)
一般的な眼内レンズを使う日帰り手術なら、片目1万6000円程度(1割負担)で済む。
なお、まぶたを動かす筋肉や神経が衰えて、まぶたが下がって視界が狭くなる「眼瞼下垂」も、お年寄りがふさぎ込む原因。これも手術で治せる。


●耳の健康

 60歳を越えると4人に1人は「耳が聞こえにくい」と感じるという。加齢による難聴を防ぐ手はなく、最終的に補聴器に頼ることになる。
「補聴器は人によって3ヶ月以上の訓練が必要です。耳が本格的に聞こえづらくなり慌てて使っても、効果はいまいち。聞こえづらいと感じたら早めに補聴器を購入して、補聴器を使う練習をする方がいいでしょう。ただし、補聴器は定期的な調整が必要です。メガネ店でなく、耳鼻科と提携している店で購入しましょう」(慶友銀座クリニック・大場俊彦院長)


●消化管の健康

 夜間は口腔内の真菌や最近が増える。だから食後の歯磨きは必須だが、さらに寝る前に口の中を洗うこと。
「洗口液で口をくちゅくちゅするといいでしょう。口腔内だけでなく、食道、胃、腸など消化管全体の細菌や真菌が減るのか、便のにおいが変わる人もいます。歯をティッシュなどで拭うのも効果があります」(黒川歯科医院・山本共夫院長)


●下半身の健康

「温泉好きだった母親が、温泉を避けるようになった」
年をとると子宮が下がってきて膣から外に出て、ペニスが生えてきたような状態になることがある。それが子宮脱だ。それがいやで、老人会の温泉旅行などに行きたがらないお年寄りも多い。
「根本的な治療は子宮の摘出や膣の閉鎖ですが、他にリングを埋め込んだり、手術用ネットで子宮が下がらないようにするメッシュ法という方法があります」(赤坂六本木診療所・赤枝恒雄院長)
息子が口にするのははばかられる話題だが、妻に話させればいい。
老親の健康は、息子や娘の幸せでもある。「あんた、いいこと教えてくれたね」
そう言われたら、しめたものだ。


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 AneCan8月号に「正しい耳そうじの方法」の話が掲載されました。
   
正しい耳そうじをしていますか?
耳そうじ、よくよく考えると正しい方法を知らない! って人がほとんどなんです。デリケートな部分だからこそ、正しい方法を知らないと炎症などの原因になり、とても危険。この機会に正しい方法をマスターして、見えないところもキレイに保ちましょう


●耳の中

Q1.正しいそうじ方法は?
A.月に1回、耳穴の入り口付近の垢を優しくかき出すだけ!

実は、耳垢は自然と穴の外に出るものなんです。そのため、頻繁にそうじをする必要はありません。正しいそうじ方法は、右図のように穴の入り口付近の垢をクルッとぬぐうように優しくかき出すだけ。そうじをしていいのは外耳道の1/3にあたる軟骨部まで。耳かきが骨部に触れると痛みを感じます。また、そうじのしすぎは、穴の奥に垢が入り込む原因に。やりすぎないことがコツです!


Q2.おすすめの耳かきは?
A.耳穴にフィットするものを!

人によって耳の穴の大きさや形は違うもの。穴が小さい人は先の細い耳かき、金属アレルギーの人はシリコン製の耳かきなど、自分に会ったものを選びましょう。また、耳かきは、人と共有しないのがベスト。家族で同じものを使う場合、使用後は必ず洗い、清潔に!


●耳たぶ

Q1.正しいそうじ方法は?
A.週に1回、軽くぬぐって。

普段、お風呂に入るときに流水で軽く洗い流す程度で充分です。石けんなどは炎症の原因にもなるので、使う必要はありません。耳たぶは、人から見える部分なので、垢やゴミが気になる人は週に1回、綿棒やタオルなどを使って優しくふきとって。

Q2.どんな綿棒を使えばいい?
A.使い捨てがマスト!

綿棒は清潔なものを使わなくてはいけません。そのため、片耳に対して、綿棒も片面を。逆の耳そうじをする場合は、綿棒も使っていない面を使いましょう。綿棒を何度も使い回したり、人と共有するとバイ菌がうつる可能性があるので、必ず使い捨てを心がけて。


●ピアス穴

Q1.正しいケア方法は?
A.週に1回、軽くぬぐって。

消毒液などを使ってケアする人がいますが、炎症などを起こしている場合は、かえって悪化させてしまうことがあります。ピアス穴は常に清潔にしていれば、お風呂に入るときに流水で軽く洗い流す程度で充分なんです。

Q2.ピアス穴のニオイって?
A.炎症を起こしている可能性あり!

ピアス穴のニオイや垢が気になる場合はありませんか? 主に汗や分泌液などが原因ですが、炎症を起こしている場合もあるので、痛みを感じる場合は病院へ! ピアスも自分の耳に合った材質を選ぶことが重要です。


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 夕刊フジ(2009年7月23日)に「メタボ対策の落とし穴 耳管開放症に気をつけろ!!」の話が掲載されました。
   
中年男性に急増
関東地方では梅雨もあけて、いよいよ夏本番。見た目のため、健康のため、本格的なダイエットを始めている男性も多いのではないだろうか。ところで最近、そんなメタボ対策によって増えている病気があるという。耳が詰まった感じになるというこの病気、いったい何なのか―。


【症状】
 「最近、多いのは、『耳管開放症』といって、耳の奥と鼻の奥とがつながっている耳管の部分が開きっぱなしになり、耳が詰まった感じ、ふさがった感じになる病気です。もともとはモデル体型のような細い人、ダイエットをした若い女性や妊婦さんに多かったんですが、最近はおじさんに増えているんですよ」と話すのは耳鼻咽喉科・アレルギー科の慶友銀座クリニック・大場俊彦院長。


"飛行機キーン"と逆のメカニズム

 症状は耳が詰まった感じや、自分の声が耳の中で大きく響く感じがあるなど。飛行機に乗ったときや高い場所に行ったとき、エレベーターやトンネルで起こる耳の不調にもよく似ているが・・・。
 「メカニズムは逆です。飛行機に乗ったときなどに起こるものは、『耳管狭窄症』といって、気圧差によって、耳と鼻をつなぐ通り道の空気の出入りが悪くなり、鼓膜が内側に入ってしまう状態。これは、耳抜きで空気を入れてあげると解消することが多いですよね。でも、耳管開放症はその逆で、耳と鼻の通り道に空気が入りすぎて起こるもの。症状が似ているからといって、気づかずに耳抜きをしすぎると、かえって悪化してしまう可能性もあります。
 「耳管」は普段は閉じていて、あくびやものを飲み込むときに開いて、鼓膜の内と外の空気の圧力調整を行うもの。それが、常時開放された状態になってしまうのだという。


【原因】
 ところで、なぜいま、「中年男性」に増えているのか。
 「耳管開放症は、急激なダイエットなどで、耳の管の周囲の脂肪がなくなってしまい、空気が入りすぎることで起こります。もともと太る傾向がある中年男性ですが、近年はメタボ対策で、急激に痩せる人が増えているからでしょうね」


脂肪がなくなり空気入りすぎて

【治療法】
では、治療法としては、どうすれば良いのか。
 「横になるとか、頭を下にすることで、一時的には良くなる場合があります。きちんと治療するには、耳鼻科を受診すること。一般的には、加味帰脾湯という漢方薬を使用することが多いですね。また、ファーストチョイスとして、鼻に塩水を入れて管を縮める治療をすることもあります」
 それにしても、本来は健康のために行ったメタボ対策によって、耳の病気になってしまうというのは、ちょっと皮肉な話。
 こうした病気を防ぐためにも急激なダイエットは禁物。耳の詰まりなどを感じた場合は、早めに耳鼻科を受診しよう。


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 読売新聞(2009年8月15日)に「耳掃除 週1回で十分」の話が掲載されました。
   
健康+プラス

耳をいたわる

 耳の穴を清潔に保ち、ストレスも解消できるからだろう。耳掃除を毎日の習慣にしている人は多いらしい。
 耳かきの専門店「耳かき亭」は千葉県内を中心に車による移動販売車やネット通販を営み、400種類前後の製品を扱っている。内部を目で確認できる内視鏡付きの製品もあれば、黒檀、鹿の角などの高級素材を使った逸品も。
 価格帯も300〜5万円代と幅広い。売れ筋は500円の薄い竹製のへら型耳かき。「細くてしなるので痛くない」のが売れる理由だとか。
 ただし、耳かきのしすぎで耳を傷つけてしまうこともあるため、耳鼻咽喉科医は警鐘を鳴らす。
 東京・中央区の慶友銀座クリニックには、耳掃除に絡むトラブルを抱える患者が1日数人受診する。耳かきのし過ぎで内部が赤く腫れたり、耳あかを奥深く突っ込んでしまい耳栓のように詰まって聞こえにくくなったり・・・。
 耳掃除の最中に子供がぶつかって、耳の中を傷つける例もある。院長の大場俊彦さんは「もともと耳には、耳あかを外に押し出す自浄作用がある。耳掃除は多くても週1回で十分」と助言する。
 やりすぎると耳に良くないのは耳かきだけではない。例えば、風邪の時に鼻を頻繁に強くかむと、鼻と耳をつなぐ耳管が開き中耳炎になりやすい。東京・千代田区にある「クリニカ神田」院長の相原康孝さんは「耳のためにも、鼻は静かにかみましょう」とアドバイスする。
 耳は聴力だけでなく平衡感覚もつかさどる大切な器官。悪化すると症状が改善しにくい時もある。トラブルを感じたら、専門家と相談するなど、日頃からいたわってほしい。


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 読売新聞(2009年8月15日)に「耳掃除 週1回で十分」の話が掲載されました。
   
耳鼻喉を守る

老人性難聴

50代でも妻の声が聞きにくくなったら要注意

 耳の機能は加齢とともに低下します。老化は片方だけでなく、両方の耳に同じ程度の症状として表れ、耳鳴りを伴うこともあります。
 特に高い音が聞き取りにくくなるのが特徴です。女性や子どもの高い声が聞き取りにくい、ベルの音が聞き取りにくい、聞き違いが多くなるなどの症状が表れたら、要注意。
 個人差はありますが、聴力の低下は40代から始まり、50代で老人性難聴の症状が認められる場合もあります。
 近ごろ、会話中に「えっ?」と聞き返すことが多くなっていませんか?
 男性の場合、妻の問いかけが聞こえず、返事をしないで文句を言われた経験はありませんか?
 それは、とくに女性の高い声が聞き取りにくい老人性難聴の症状かもしれません。
 耳の老化が恐ろしいのは、「ボケ」につながりやすいことです。言葉が聞き取りにくくなると会話がおっくうになり、人とのコミュニケーションに臆病になるためです。
 耳からの情報が遮断され、自分の殻に閉じこもりがちになることは、脳の老化を早める要因にもなります。
 耳から得る情報は膨大な量です。これを維持するには、日ごろの健康管理が不可欠です。老人性難聴は、少しずつ進行していきます。血圧や視力などと同様、年に一度聴力検査をして、自分の耳の状態も把握しておくことが大切です。
(慶友銀座クリニック・大場俊彦院長)


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 質問どうぞ! わかさ 2010新年号
   
イビキをとめる新療法とは?


質問 イビキを止められる新療法があると聞きましたが、どのようなものでしょうか。(北海道・飯島正恵)

 男女を問わず、イビキの悩みは深刻です。同室にいる人の安眠を妨げる原因となるばかりか、ひどい場合は自分のイビキで目が覚めて、不眠に陥る人もいます。
 イビキは、扁桃腺のはれや肥満、加齢(年を取ること)による呼吸括約筋の衰えなどでも起こりますが、その最大原因といえるのは鼻づまりです。
 鼻腔(鼻からのどへつながる通路)の内部には、下甲介という肉の塊が左右に一ヵ所ずつあります。この下甲介が、アレルギー反応で起こる鼻炎などによって盛り上がると、鼻腔が狭くなるために鼻づまりが起こります。
 なぜ、鼻づまりがイビキの原因となるか説明しましょう。もともと、どんな人でも睡眠時には鼻呼吸をしようとします。鼻づまりで鼻腔が狭まっていると、十分な空気を取り込もうとして強く息を吸うため、狭い鼻腔を空気が通るときに、イビキが起こるのです。
 つまり、鼻腔を広くして鼻づまりを解消すれば、イビキは出にくくなるはずです。そこで最近、鼻腔を広げてイビキを解消する新しい手術法が注目されています。それが、ラジオ波による下甲介切除術です。
 ラジオ波とは、電磁波の一種で周波数の高いものを指し、一ヵ所に一定時間当てると発熱する性質があります。医療現場ではガン治療などにも用いられています。
 下甲介切除術では、鼻の穴から差し込んだ針を下甲介に刺し、左右の鼻腔で約二分ずつ、ラジオ波を流します。すると、ラジオ波によって、盛り上がっていた下甲介が縮み、鼻腔が広がることでイビキの症状が軽減するのです。
 下甲介切除術の前には、あらかじめ三〇分ほどかけて麻酔を行います。具体的には、鼻に麻酔入りのガーゼを入れて、ラジオ波を流す針を刺す位置にも少量の麻酔薬を注射します。そのため痛みは少なく、出血の心配もほとんどありません。
 これまでの下甲介切除術は、局所麻酔や全身麻酔のもとで行われていたため、一週間程度の入院が必要でした。しかし、ラジオ波による下甲介切除術は一時間程度で終わるため、日帰りで受けられます。
 下甲介切除術は健康保険が適用され、費用は三割負担で約六〇〇〇円です(診療費、検査日は別に必要)。単なるイビキだけでなく、鼻づまりのため従来の治療ができなかった睡眠時無呼吸症候群の患者さんも対象となります(鼻の骨が極端に変形している人や、ペースメーカーの使用者は下甲介切除術を受けられない場合がある)。
 くわしくは、お近くの病医院の耳鼻咽喉科に問い合わせてください。

(慶友銀座クリニック院長 大場俊彦)

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 月〜木スペシャル ヘルス 東京スポーツ 平成21年12月25日
   
有名人の悩み相談室


アントニオ小猪木 ダァ〜ッ やり過ぎてノド限界です。ダミ声ひどくなり痛む このままじゃ芸人生命が・・・

正しい発声法学びノドを守る生活を

慶友銀座クリニック(耳鼻咽喉科・アレルギー科)の大場俊彦院長の診断

 アントニオ小猪木さんは仕事柄、のどに負担がかかって、声帯が傷んでいると考えられます。
 声帯の強さというのは個人差があって、無理な発声をしても大丈夫な人もいれば、そうではない人もいます。小猪木さんの場合、声帯が強くないのではないでしょうか。
 医学的には「声帯の結節」といって、こぶができやすくなる状態です。エアロビクスのインストラクターのように体を動かしながら発声したり、酒を飲みながら発声すると声帯を傷めやすいというデータもあります。
 まずはボイストレーナーに付いて、腹式発声など正しい発声法を学ぶといいと思います。のどに負担をかけないで声が出るようになります。また、非常にまれなケースですが、のどに腫瘍があることもありますから、一度耳鼻咽喉科を受診されることもお勧めします。どんな声帯なのかを知っておくことも重要なんですよ。
 その上で、日常生活上の注意点もお教えしましょう。第一に仕事の前にはお酒を飲まず、たばこも控えてください。また、仕事でホテル暮らしをする機会も多いと思いますが、寝る際には湿度管理に気をつけてください。ホテルの部屋は乾燥しやすいため、お風呂にお湯を張ってバスルームのドアを開けっ放しにしたり、マスクをして寝るなどの工夫をするといいでしょう。うがいもしてください。ただし、うがい薬を使う必要はなく、水で構いません。それから、食生活についてですが、のどに刺激となる辛い物は避けてください。
「芸人生活にもかかわるピンチ」と心配されているようですが、私はパフォーマンスの方法を変えることもありだと思いますよ。例えば、マイクを使って芸をやるんです。プロレスにはいわゆる"マイクパフォーマンス"というのがあるくらいですから。

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 ゴルフレッスン誌 ALBA 2.11号
   
この情報に価値アリ ゴルフ生活術


ゴルファーの現実を聞きました
ラウンドの花粉対策に何をしていますか!?
2月からスギの花粉が舞い始め、花粉症のゴルファーには厳しい季節がやってくる。
花粉から逃れにくいゴルフ場では、ゴルファーはどんな対策をしているのかアンケートしてみました。


抗ヒスタミン剤に目薬はもはや定番の花粉症対策!!

 クシャミに目のかゆみ、こんな症状が出ていてはラウンドに集中できない。それでもゴルフはしたい。こんな花粉症に悩むゴルファーがラウンド中にどういう対策をしているのかアンケートを実施。多くの意見が集まり、これを花粉症の専門医である大場俊彦先生に見てもらった。「花粉症の薬である抗ヒスタミン剤と目薬の両方を使っているのは、正しい選択です。毎年のようにツラい症状を経験しているので、花粉に対する知識が高いですね」と分析してくれた。


一番簡単な対策法は、鼻毛ボウボウ!?

  では専門医が勧めるラウンド中の対処法とはどういうものか。「アレルギー治療薬は花粉症対策としては、適切な方法です。ただ人によっては眠くなる副作用があるため、ラウンドには適していません。それよりも点鼻薬(鼻スプレー)のほうが眠くなりませんので、集中してプレーができますね。また目にはサングラスと目薬が有効です」 さらに昨年から使用者が増えつつある鼻に入れるマスクについては、つけるだけで鼻を刺激してしまい、クシャミが止まらない可能性があるという。「最近は男性でも鼻毛を切る人がほとんどですが、花粉症の季節だけでも伸ばしておくと、それだけで予防効果は高いです」 花粉症の対策は人によって合うものが違う。ラウンドに支障のない対策を見つけ、花粉の季節でも思いっきりプレーしましょう。


花粉症ゴルファーの苦悩
ランキング外の個性的な対策の効果とは!
花粉症の症状がツラい人ほど、対処方法には貪欲。ここではランキングとは別に、アンケートで集まったユニークな方法について、大場先生にその効果のほどを聞いてみた。

甜茶をのむ
市販品の甜茶入りサプリメントを飲んでいます。毎日医薬品を飲まなくても済むので、健康にもいいと思います

先生の一言 甜茶の原材料にはバラ科のものがあります。バラ科なら効くかも・・・
効果度 ★★☆☆☆


スカーフを顔に巻く
ゴルフをしているときは日焼け対策としてスカーフを常に持っています。このスカーフを顔に巻きつけて、ラウンドをします

先生の一言 スカーフだけよりもマスクを追加したらどうですか
効果度 ★★☆☆☆


濡れたタオルで顔を拭く
ハンドタオルを3、4枚持ってプレーしています。目がカユくなるたびに顔を拭き、ハーフが終わるとタオルを洗っています

先生の一言 花粉を拭きとるのは大切。顔を水で洗わなくても済みますね
効果度 ★★★☆☆


注射をする
ラウンド前日は医者に行って、ステロイド注射をしてもらうようにしています。これだと症状が出ないんですよ

先生の一言 注射は副作用が気になるので、耳鼻科医としてはオススメできません
効果度 ★☆☆☆☆

目をつむる
ラウンド中はできるかぎり、目を細めたり、目をつぶるようにしていますが・・・
先生の一言 サングラスで十分ですよ
効果度 ☆☆☆☆☆

リップクリームを塗る
リップクリームを塗っているとクシャミが出ない気がするので、常に塗っています
先生の一言 ガムと同じでミント系なら効果が少しあるでしょう
効果度 ★☆☆☆☆


飴・ガムを噛む
ラウンド中はハッカの強い飴かガムを噛むようにしています。噛んでいるとクシャミが出ないですから

先生の一言 ミント系のものは症状が和らぐでしょう
効果度 ★★☆☆☆

体を温める
体温が下がったときに症状が悪化するという経験から、ラウンド中はしっかり防寒しています
先生の一言 うーん。医学的にははっきりとしませんが、本人がいうなら・・・
効果度 ★☆☆☆☆


ラウンド中でもうがい
ラウンドの前後とハーフに、うがい・手洗いは欠かしません。茶店で待つときもなるべくうがいをするようにしています
先生の一言 基本ですが効果はかなり高いですよ
効果度 ★★★★★


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週刊文春 平成22年 2月4日号 にソムノプラスティに対する院長のコメントが掲載されました
   
THIS WEEK 健康


そろそろ花粉症が気になる頃 レーザーより効く最新治療法

以下、記事より抜粋。

 「ソムノプラスティとは治療器の名称で、治療の正式名称は『高周波電気凝固法による下甲介切除術』と言います。花粉症で鼻が詰まるのは下甲介という部分が腫れるためです。レーザーはその表面を焼くだけですが、ソムノプラスティは腫れた部分に針を刺し高周波を流して縮めてしまう。そのため、鼻づまりに関してはレーザーより効果が高い」(慶友銀座クリニック・大場俊彦院長)
 鼻の中に針を刺すというのは、かなり痛そうだが。
「ソムノプラスティで用いるのは極細の針で、刺すのは約二ミリ。手術時間も片側二分程度ですので、治療を受けた患者さんの多くが『思っていたより全然痛くなかった』と言っています」(同前)
 手術は日帰りで、保険も可能。


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女性セブン 平成22年 5月6日号 に院長のコメントが掲載されました
   
家庭の医学 基礎編 『しろくまカフェ』課外講座


耳かきは月1回でOK! 他人が使用したら消毒を・・・

「慶友銀座クリニック」院長の大場俊彦さんは、「耳かきは月1回で充分」と語る。
「耳かきは、耳の入り口付近だけを行います。耳かきを入れて痛いと感じるときは鼓膜に近い証拠なので、そこまでやってはいけません。耳の奥に耳あかが溜まりやすい人は、定期的に耳鼻科でとってもらうのがいいですね。また、耳のなかにはさまざまな菌がいるので、家族でも他の人が使った耳かきは家庭用消毒液で消毒しましょう。
 もし耳に炎症があれば、自分の耳でも、逆の耳を行う前にも消毒をしましょう」


鼻血が出たらまず下を向く・

 鼻血が出たら、慌ててティッシュを鼻に詰めて、仰向けに寝て安静にする・・・。こんな行動をとってしまう人も結構多い。しかし、それは間違い。
「鼻血は鼻の入り口の毛細血管が切れて出血していることがほとんどなので、鼻血が出たら小鼻の部分を指で押し、下を向いて血液が口に流れ込まないようにします。口に流れてきた血液は吐き出しましょう。通常はこのまま10分ほど待てば止まります。ティッシュや綿を詰めるのはできるだけさけてください。特に小さい綿球を詰めてとれなくなって、慌てて病院へ来る人も多いんです。注意しましょうね」(前出・大場さん)
 この体勢でしばらく待っても出血が止まらなかったり、大量の血液が口へ流れてくる場合は、動脈性出血の危険があるので、すぐに病院へ。


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月刊みすみ 2008年3月号
   
間違っていませんか? あなたの"耳そうじ"


慶友銀座クリニック 院長 大場俊彦先生

 耳そうじをしていて、耳の中を傷つけてしまったことはありませんか? 
 耳の中は非常にデリケート。正しいお手入れ法の注意点を紹介しましょう。


耳の中はとても敏感

 耳全体の構図は図に示した通りですが、耳の穴から鼓膜までの筒状の部分を外耳道といい、耳そうじなどに伴うトラブルは、主にこの部分に起こります。
 外耳道の入り口から、約1/3は軟骨でできており(外耳道軟骨部)、汗腺組織があるため、ここに耳垢がたまることになります。さらに、その奥の2/3は骨でできていて(外耳道骨部)、ちょっと触れただけでも強い痛みを感じます。
 耳そうじをしていて痛いと感じたら、鼓膜にとても近いところにあたるので、耳そうじはそれ以上深くはおこなわないようにしましょう。


日本人には乾性の耳垢が多い

 耳垢は、外耳道に存在する汗腺や皮脂腺由来の分泌物に、剥離離脱した角化表皮細胞や毛髪、粉塵などが混在してできます。専門的には「じこう」と読み、英語では「イヤー・ワックス」ともいいます。耳垢には乾燥してポロポロしている乾性耳垢と、あめのように湿った柔らかい湿性耳垢があり、遺伝と深く関係しているといわれます。ヨーロッパ人はほとんどが湿性型で、日本人は乾性型の耳垢が多数を占めています。
 一般的には汚いと思われている耳垢にも、殺菌作用や外耳道表面の乾燥を防ぎ、保護する働きなどがある、とされています。また、耳垢があることで、物理的に昆虫などの侵入を防いでくれる機能がいわれており、耳垢がないほうがよい、ともいえません。
 以前、沖縄の離島に派遣されていたとき、寝ている間に外耳道に小さな虫(ゴキブリ等)が入ってきた患者さんが、よく診療所にやってきました。きれいに掃除された耳の中に虫の羽が見えたとき、耳垢には確かに昆虫の侵入を防ぐ作用があるのかもしれない、と納得したことがあります。


正しいお手入れ法は?

 外耳道の中を覆う組織は、いつも新陳代謝を繰り返しており、自浄作用によってベルトコンベアー式に、ごみや耳垢を奥から出しています。そのため、あまり耳そうじをやりすぎるとその自浄機能を妨げ、かえって耳垢がたまりやすくなり、外耳道の炎症を起こすことがありますので、注意が必要です。
 このように耳垢は、外耳道の状態が正常で、年齢による新陳代謝の機能低下がなければ、移送能力により入り口部分まで移動して自然に取れてしまいます。ですから、極端にいえば、耳そうじは必要ないともいえます。
 ただし実際は、耳垢が湿性でキャラメルのように耳の奥に固まって、詰まっている人(耳垢塞栓)、綿棒などで中に押し込んでしまった人、外耳道に変形がある人、老人の方などは、トラブルがあれば、耳鼻咽喉科を受診していただくのがよいでしょう。
 耳鼻咽喉科では、最新の耳用の特殊な顕微鏡や器具を使い、丁寧に取り除きます。耳垢も立派な病気だと認められており、保険診療の対象となっています。なかなか取れない、何か耳に詰まっていて聞こえにくいといった人は、ぜひ耳鼻科を受診してください。


「耳かき」の共有に注意!

 日常の心がけとして一番大切なことは、むやみに耳をいじらないことです。耳垢も、せいぜい入り口付近を取るくらいにしておけば十分です。
 慢性の外耳道の炎症は、耳垢の取りすぎが原因のことが多いので、ほどほどにしましょう。大きな耳垢は3ヶ月に1度取る程度で問題はありません。普段は1〜2週間に1度、お風呂上がりに綿棒でそっと触る程度がおすすめです。
 耳かきにはさまざまな種類があり、「自分にはこれでないと!」という方も多いでしょう。それはよいのですが、大切なのは、なるべく耳かきを共有しないことです。
 最近、バイ菌(緑膿菌など)やカビの外耳や中耳への感染例が多く、右耳に感染したのに、次には左耳にも感染していたという患者さんもたくさんいます。普段から「マイ耳かき」を使うように心がけ、事前に丁寧に消毒するような気遣いも大切です。
 耳そうじをしているときに、子どもがたまたまぶつかってきて「耳かき」で鼓膜をやぶってしまう患者さんも当院では1ヶ月に1〜2人ほどいます。まわりに子どものいないことを必ず確認し、できるだけやさしく、清潔に気を遣いながら、耳そうじをしましょう。


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